【どう解く?】
平成31年4月8日

【どう解く?】

 

こんにちは。事務の梅田です。

前回ブログを担当してから4ヶ月。季節はすっかり「春」です♪

穏やかな天候に恵まれた週末、満開の桜をたのしまれた方も多いのではないでしょうか。

 

さて、今回のブログでは1冊の本をご紹介したいと思います。

タイトルは「どう解く?」。

今流行りの脳トレ・謎解き本ではありません。

 

発売当初、ちょっとした話題になっていたそうなのでご存知の方もいらっしゃるかも知れませんね。

「どう解く?」は、こどもたちに向けて書かれた、「どうとく=道徳」を題材にした本です。

 

「国と国のけんかは、どうして怒られないんだろう?」

「ついていい嘘とついちゃいけない嘘は、どう違うの?」

「蝶々を殺して、ネコを殺しちゃいけないのは、どうして?」

など、

大人でも回答に困るような、答えのない、様々な問題が問いかけられています。

 

たまたま立ち寄った書店で、たまたま手に取ったこの本。

パラパラとページをめくりながら、思わず、「うーん…」と考え込むことしばし。

 

本の後半部分には、それぞれの問いに対するこどもたちの意見と、考え方のヒントとして、各界の著名人の方の文章が載せられています。でも、当然のことながら、それらはひとつの考え方であって、答えではありません。

 

大切なのは、正解のない、答えのない問題について、自由な発想で、考えること。

そしてまた、他の人の考えに、耳をかたむけること。

 

国や文化や、生まれてくる時代によっても、答えはちがってきます。

本当にむずかしいですよね。

それでも、一人ひとりが、こういった問題について真剣にかんがえ、意見を交換しあったら、この世の中はもっと、暮らしやすくなるんじゃないか、と思ったりもします。ちょっと考えすぎですね💦

 

子ども向けに書かれたこの本、小学生の息子と一緒に読もうと思って購入したのは、実はもう何ヶ月も前のこと。でもいまだ、息子には見せていません。

別に見せてもいいんですけど、何となく()

 

道徳の本、というだけで、必要以上に構えるんじゃないかな、とか。

考えることは、日々の暮らしの中でもできるかな、とか。

本の中の見解に引きずられたりしないかな、とか。

 

もう少しだけ待って、時期が来たら、一緒に読んで、考えてみたいと思います。

 

個人的には、年齢を重ねた大人にこそ、読んでほしい一冊だと思いました。

もし見かけたら、一度、手に取ってみてください。

あなたはどう、解きますか?

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