2030年、雇用の変化
令和3年4月5日

皆さまこんにちは。

本日4月5日は、24節季の「清明」です。

清明とは、「清浄明潔」ということばを略したもので、全てのものが清らかで生き生きしているという意味。

色とりどりの花が咲き、草や木も生命力にあふれ、すべての生き物が生き生きと活動する時です。生命の息吹を感じるこの時期に自然に触れる時間をもうけてみてはいかがでしょうか。

 

 

4月1日に多くの企業や政府が新しい年度を迎えました。

それに伴い社名の変更や代表の交代など、人々の注目を集める動きが国内で起きています。

昨年は未知のウイルスだったコロナに翻弄され人々の思考が止まり、新年度を迎えた事も記憶に残らない空白の1年間でしたが、今やっとその闇を抜けようとしています。

 

皆が注目する共通の問題が解決に向かうと、新たな「問題の芽」が現れてきます。

コロナに隠れて目立たなくなっていましたが、「AIによる雇用の代替」が再び注目されており、2020年5月に公表されたマッキンゼー&カンパニーの調査では、2030年までに日本中の仕事のおよそ27%が自動化され、約1660万人の雇用が機械に代替されると指摘しており、雇用の急激な変化がすぐそこまで来ています。

 

時代が大きく変化している理由、それはスマートフォンの普及に由来します。

2008年にAppleからスマートフォンが発売され、それによりSNSが普及しコミュニケーションの方法が変わり、人間同士の知の共有が加速しました。

それまで情報は人との対話や紙面で交わされ、そのスピードも範囲も今よりも狭く時間がかかっていましたが、たった10年でそのスピードやコンテンツの質は劇的に進化しており、スマートフォン革命による知の共有は否応なしにわたしたちの生活と暮らしを変化させていきます。

現在世界中で接種されているコロナ感染予防のRNAワクチンは、ウイルスの情報、感染力など各国が持つデータを早期にオープンにし世界中が総力を上げてワクチンを9ヶ月で完成させました。

このことはスマートフォン革命による「知の共有」の賜物に他なりません。

コロナウイルスがきっかけとなりテクノロジーは飛躍的に発達しています。

冒頭に記した2030年に来るであろう「AIによる雇用の代替」は現実となり、そして予想より早くその時が訪れると考えられます。

自分の生きる質を高めるためにも、正しい知識と前例に流されず

「自ら考え 自ら実行」

し、変化の波を乗り越える力を今から磨いていくことが、これまで以上に必要なのだと思います。

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