こんにちは。事務の梅田です。
コロナ禍でも桜は例年と変わらず咲き誇り、私たちの心をなごませてくれましたね。
散りゆく桜を見ると少しさみしい気もしますが、新緑が目に鮮やかな季節がやってくると思えば前向きな気持ちになれます。
今回は私の思い出の味をご紹介します。
みなさんは子どものころ、どんなおやつが好きでしたか?
私の一番はプリンでした。しっかり固めの王道プリン。
私の母はそれほどお菓子作りに凝っていたわけではありませんが、プリン、パウンドケーキ、クッキー、シュークリームなど、一通りのものを私と妹のために作ってくれました。中でも一番多く登場したのがプリンだったと記憶しています。その理由が手軽に作れるからだったのか、私たち姉妹の好物だったからなのかは定かではありません。とにもかくにも手づくりのプリンは本当においしかった。
先日、子どもの頃に食べたそのプリンが無性に食べたくなって、母にLINEで当時のレシピを送ってもらいました。
材料は卵、牛乳、砂糖のみ。
本来のレシピで香りづけに使われているブランデーは、母に倣ってバニラエッセンスに変更。こどものおやつ用ですからね。
オーブンで蒸し焼きに、となっているところも母はいつも蒸し器を使っていたので今回は私も蒸し器で。
カラメルは少し焦がしすぎくらいにしてちょっぴり苦めに。
生地を型に流し込んで蒸し器に入れたらスが入らないように弱火でじっくり火を通します。
この前夕飯につくった茶碗蒸しはスが入りまくって大失敗したけれど今回は自分でも感動するくらい完璧な仕上がり。
さっそくあつあつのまま一ついただきました。出来立てを食べられるのも手づくりならではですよね。温かいまま食べると卵の風味がより際立ってまた違ったデザートみたい。カラメルの苦みもちょうどよくて。これこれ、私はこれが食べたかったの!
残りのプリンは冷蔵庫でしっかり冷やしてからいただきました。
いつ食べても、何度食べてもほっとする味。やっぱりこれが一番かなあ。
今回は懐かしい味を堪能できたことに加え、もうひとつうれしかったことが。それは中学生の息子が私のプリンを食べて初めて「おいしい」と言ったこと。これまでも同じレシピで何度か作ってみたものの、「これ(苦いから)好きじゃない。プッチンプリンの方がいい」とバッサリ。そりゃプッチンプリンもおいしいけどさ、私も好きだけどさ、母のプリンも褒めてよ、と思っていたので成長した息子のこの一言はうれしかった。
プリンじゃなくていいけれど、大人になったときに子どもの頃に食べたアレ、おいしかったなあって懐かしんでくれるものがつくれたらいいなと感じたひと時でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。