皆様おはようございます。
3月6日は24節季の「啓蟄」です。
土の中で冬眠していた生き物達が春の暖かさに目を覚まし、生き生きと活動を始める頃とされています。
春の訪れを告げる桃の花が咲くのもこの頃、花屋の店頭も鮮やかに彩られ、会社で共に過ごす花を選ぶのに迷う季節です。
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約2週間にわたり開催された平昌五輪が先日閉幕し、日本勢は冬季五輪で過去最多となる13個のメダルを獲得しました。
フィギュアスケートで62年ぶりに大会2連覇の偉業を成し遂げた羽生選手、昨年11月に右足を痛め療養し、復帰後始めての公式戦で奇跡とも言える復活を遂げました。
優勝が決まった瞬間
「育ててくれた方々、支えてくれた方々へのいろんな思いがこみ上げてきた」
と溢れる涙と共に、感謝の言葉を口にしました。
そして大会主将を務めた小平選手の金メダル獲得。彼女も又支えてくれた人達への感謝の言葉を述べています。
一流と呼ばれる選手達に共通するのは、皆一様に感謝の念を持っていること、そして周りの人達の支えを自身の力に変え能力を発揮しているところだと思います。
自身の人生を振り返ると支えてくれた方々、今も支えとなる人達が沢山いて、その方達のおかげで今この瞬間を生き、今の自分が在る。そう気付くとお世話になった方々に恩を返すことが、これから自分の生きる意味なのだと思っております。
皆様も一度自分の在り方を深く考え、どう生きるべきか、そんな時間をもたれてはいかがでしょうか。
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先日社長と共に京都で開催された社長塾へ参画して参りました。今回は「Tabio㈱」会長の越智直正様にお越しいただき多くの学びを得る貴重な時間となりました。
20代の若さで起業し、一代で日本を代表する企業へと育て上げられた越智様。中国製の安価な靴下が市場を席巻する中、いかにして自社を成長させてきたのか、その半生を語っていただきました。
中学卒業と同時に15歳で靴下問屋へ丁稚奉公に入り、13年の修行を積んだ後独立起業に至ります。
丁稚時代は過酷さを極め、6畳一間に6人で住まい、朝は5時55分起床深夜まで働きづめ、言葉と風習の違いで格好のいじめの対象となりしごかれる毎日。そんな中支えとなったのが中国古典「孫子」だったといいます。
丁稚の厳しさに心が折れそうになっていた越智さんにとって「孫子」は人生唯一の教科書であり応援歌、3年経つ頃には全文暗唱するに至ります。
講話の節々に漢文を織り交ぜ話され、その造詣の深さには驚きを禁じえません。
~仕事を愉しむ~
「人は誰しも天から授かった個性を持っている。その個性を生かすのは好きなものを見つけ仕事にする事。愉しくなければ人間は成長しない。愉しくなければ仕事じゃない。苦しんで仕事をやるのは仕事に対して失礼だ」
天職を英語でコーリングといいます。神様から呼ばれたという意味です。
天から呼ばれた今の仕事を愉しみ、今やらせてもらっている仕事を一所懸命やることで、仕事が本当の意味で天職になる。
ひたすらに仕事に打ち込み趣味は仕事と言い切る。御年79歳になられる越智様が、人生を発展させるための要諦を私達に伝えようと直向に語られる姿に胸が熱くなりました。
安岡正篤師の言葉に
「人間は出来るだけ早くから、良き師、良き友を持ち、良き書を読み、ひそかに自ら省み、自ら修めることである。人生は心がけと努力次第である」
とあります。
人生を懸命に生き、運命を切り拓いてきた越智様の言葉、生き様に触れ啓発を受け、自身の人生を発展向上させていく。参画者全員がそんな想いを抱く貴重な時間となりました。
越智様、かけがえのない時間を共にできた事を感謝しております。
またお会いできる日を楽しみにしております。